蒼い空と 雲の流れと そして君の笑顔

やがてそのパレードは 夕陽を裏切って地平線を灼き尽くす

第四話 ミッション

2007-07-05-Thu-20:11



「ん・・・・・・・・・」
クラウドは目を覚ます。
そして立ち上がり、ピンボール台のエレベーターにのって上へあがる。

上へあがるとティファ達はもうすでに起きていた。
「おはよ! クラウド!よく、眠れた?」
「・・・・・バレットのイビキがうるさくて眠れなかった。」
「あ・・・・あたしも〜」
「ひそひそ・・・・・(ダメ・・・・聞こえちゃうよバレット、作戦前は気が立ってるから)」
ティファがクラウドに耳打ちをした。
じゃあマリンお店、たのむわね」
するとカウンターにいるマリンは小さく頷いた。
「そういえば歩夢は武器もってないわよね?どうしよう」
「大丈夫だよ!なんとか・・・・・」
「あ、そうだ!私が使おうと思ってたのあげるわ。」
そういうとティファはグローブを差し出す。
「えっ・・・・悪いよ」
「いいのいいの!はい受け取って!」
「ありがとう。」
歩夢はさっそく手にはめてみる。
「わ〜っかっこい〜!」
「気に入ってくれてうれしいわ」

クラウドは出口にむかう。するとバレットが口を開く。
「おう!クラウド!作戦の前にひとつ、おまえさんに聞きたいことがある!実はな・・・オレはマテリアの使い方をよくしらねえ! ひろったマテリアはおまえにくれてやる。 だから教えろ!」

「ねえ、マテリアって何?」
歩夢が首を傾げる。
「これだ!」
バレットが手に持っていたのはガラス玉のような物だった。
「綺麗だな〜あたしもどうやって使うのか知りたい」
「さて・・・面倒だが説明しよう・・・・・・」
それからクラウドは簡単にマテリアの使い方を説明してくれた。
「分かった!この武器についてる穴にはめて使うんだな!ありがとう」
「ぜんぜんわからねえ・・・・ まあ、いいだろう マテリアはおまえが管理しとけ!」
バレットはマテリアを投げる。それをクラウドは受け取った。

セブンスヘブンを出て、ミッドガルの列車に向かう。

そして乗り込むが・・・・・・

「おう! こいつぁ、貸し切り列車じゃねえぞ! 散れ散れ!!・・・・んっ〜!?んんっ〜!?」
列車にはとんど人がいなかった。
するとバレットは、一人座っている男に近づく。
男は、きっちりとセットした髪型に、スーツに身を包んでいる。どうやらサラリーマンのようだ。
「おいっ!!ずいぶんすいてやがるな!どうなってる?」
「ヒッ!!き、君達みたいなのがいるからす、すいてるんじゃないか…」
バレットは、バンッと窓を叩いた。
「ヒ〜〜ッ!!ニュ、ニュースぐらい見てるだろ?アバランチの爆弾テロ予告があったんだ。こんな日にミッドガルに出かけるのは、仕事熱心な私たちサラリーマン神羅ぐらいさ」
「きっさま、神羅のもんか?」
「わ、私は暴力にはくっしないぞ〜こ、この席だって、ゆずらない」
サラリーマンは、頭を抱えて震えていた。
「バレット!!」
「チッ!! あんた、ついてるぜ」
バレットが遠ざかると安心したような顔をしていたがまだ怖がっているようだ。
ティファは、申し訳なさそうに頭を下げる。


「さて、どうするんだ?」
「ケッ! 落ちついた野郎だぜ!こっちのペースがくるっちまう・・・」
「今回の作戦について聞かせてくれ」
「ヘッ!仕事熱心だな。クラウドさんよ!しかたねえ・・・・ せ、説明してやるっ!」
バレットは、そういうと説明を始める。
話によると、伍番魔晄炉を爆破させるらしい。
「伍番魔晄炉・・・・・・・・・」
「ヘッ! 元ソルジャーの物知りさんよ!五番魔晄炉のあたりは、くわしいんだろ!お前さんの知ったかぶりの説明が聞きてえもんだな!」
「・・・・・・・・・・。」

すると、突然・・・

ウインウインとサイレンが鳴り、列車の中が赤く光る。

「どうなってんだ!!」
バレットが怒鳴る。
「まっずいことになっちゃったわ。説明は後!はやく!こっちの車両に!」
ジェシーが手招きをしながら前の車両に移る。
「チッ!しくじりやがったな・・・・いくぜ!モタモタすんな!」



なんとか突然の検知エリアを逃れながら、5両目に辿り着く。

列車の扉の前まで来たが、
「・・・・こわいね」
ティファが突然弱音をはく。
「あたしも・・・こんなことしたことねーし・・・・」
「いまさらなんだよ。 だいたい、どうして来たんだ?」
「だって・・・・・・」
「早くしろ!時間がないぞ!」
「うん!! 決めた!よっく、見てて私、飛ぶから!!」
「あっ・・・あたしも!飛ぶぜ!!」
「さきにいくがかまわないな?」
「リーダーは最後まで残るもんだ。いいから、はやくいけ!」
バレットが怒鳴るような大声で言うと、クラウドが列車から飛び降りる



こうして皆、無事に危機を脱したクラウド達。


螺旋トンネルに降り立った。
しかし、少し進むと途中で警報センサーにジャマをされてこれ以上先に進めない状態だった。
すると歩夢が小さな横穴を見つけた。

「あっ!ここから行こうよ!!」

「か〜っ、せまっちい穴だな ここからプレートの下にもぐれってのか?たまんねぇぜ!・・・・・・どうする、クラウドさんよぉ?」 
「・・・・・・ダクトの中に足がかりになりそうなものはないわね」
「そうだよ!早く早く!!」
「ああ。このダクトをおりたらここには、もどってこれないぞ」
「のんびりしてるヒマはないぜ。いつ神羅のやつらにおれたちの 
行動がばれないとも限らない クラウド、行くしかないぜ!!!」
「・・・・・分かった・・・」

皆順番に、横穴の中へ入っていく。

「ぬぅ・・・・せまい・・・・!いってぇ!頭ぶつけた!!」
歩夢の動きが一瞬止まった。
「大丈夫?歩夢・・・・・仕方ないよ・・・・私も苦しいわ・・・・」
「・・・・そうだね。がまんするよ・・・・一番苦しそうなのバレットだもん・・・・・ね」
歩夢が後ろを見る。すると必死で進もうとしているバレットの姿が・・・・
「ぐうぅう!!ぬぬぬ!!!せめぇぞ!せますぎるぞ!!」
「・・・・・・・・うるさいぞ。」
クラウドが冷ややかに言う。
そして皆、やっとの思いで穴を抜ける。


「はぁ、苦しかった・・・・・」
「早く行くぞ。」
「うん。」

途中で、モンスターと戦いながらついに五番魔晄炉に到着する。

「ここ・・・・かぁ・・・・・」
歩夢は驚いていた。驚くのも無理はない。東京には、こんな所はない
クラウドは魔晄炉に近づく。
そして爆弾をつけようとするが、異変に襲われた。
「うっ・・・・・・・」
クラウドは頭を抱え、床に膝をつく。
「くっ・・・クラウド!?」


ここは・・・・?  

あれは・・・・・・・ティファ?

目の前には倒れる男性の前で、涙を流すティファの姿があった・・・・・。

これは・・・・・・・・・? 過去の・・・・・・・・ 記憶・・・・・・・・・・・???


『パパ・・・・・・セフィロスね!セフィロスがやったのね!

セフィロス・・・・ソルジャー・・・・魔晄炉・・・・神羅・・・・ぜんぶ!せんぶ大キライ!』





はっ・・・と我に返る。
「大丈夫か?クラウド・・・・」
心配そうな歩夢が目の前にいた。
「おい、しっかりしてくれよ・・・・」
「・・・・・・・・・・ぁあ・・・・・・・」
クラウドは立ち上がり、魔晄炉に爆弾をセットする。
「よし・・・・・・ここを出るぞ。」

脱出しようとして、魔晄炉から出る。すると、沢山の兵士達がまわりにいた。

「神羅兵!?くそっ!どうなってんだ?」
「・・・・・ワナ、か」
するとカツン、カツンと靴の音がした。
「プ、プレジデント神羅?」
バレットが驚いたように言った。
「なぜ、プレジデントが ここにいるの?」
ティファがプレジデントに問いかける。
「ほほう 君たちがアレかね ……なんて言ったかな?」
「アバランチだ! 覚えておけ! おまえはプレジデント神羅だな!」

「ひさしぶりだな、プレジデント」

クラウドがプレジデントを睨む。
「ひさしぶり?ああ、君がアレかね?アバランチとやらに参加しているという元ソルジャー・・・たしかにその目の輝きは魔晄を浴びた者・・・・その裏切り者の名前はなんといったかな?」
「クラウド、だ」

「すまないがソルジャーの名前なんていちいち覚えとらんのでな
せめてセフィロスぐらいには なってもらわんと そう、セフィロス・・・・・優秀なソルジャーであった そう、優秀すぎる・・・な」
プレジデントが目を細める。
「セフィロスだと・・・・・?」
「んなこたぁ、どうでもいい! もうすぐここはドッカン!!だぜ! ざまあみやがれ!」
「そうだな。キミたちウジ虫を始末するには 高価すぎる花火ではあるが・・・」

「ウジ虫だと!? 言うに事欠いて、ウジ虫だと!キサマら神羅は、
この星を死に追いやろうとする寄生虫じゃねぇか!その親玉であるキサマが何をえらそうにホザく!」
バレットが激怒する。
「・・・・・・そろそろキミたちの相手をするのにもあきたよ 
わしは多忙な身なのでな。もう、失礼させてもらうか。今日は、会食の予定があるものでな」
「会食だと!? ふざけやがって!おまえには言いたいことが まだまだあるんだ!」
「キミたちの遊び相手は 別に用意させてもらった」
「な、なんだコイツは!!」
「我が社の兵器開発部が試作した 機動兵『エアバスター』だ 
君たちとの戦闘データは 今後の開発の貴重なサンプルとして 利用させてもらうよ」
すると大きな機械のモンスターのような物が襲い掛かってきた。
プレジデントはヘリコプターに乗り、去っていった。
「おい、クラウド! とりあえずコイツをなんとかするぞ!」


「ぅわっ!強そうだな・・・・」
歩夢が驚いていると、クラウドが言った。
「喋ってないではやく倒すぞ!」
「・・・分かった!パンチだ!!!ていやぁ!」

バゴォン!!

「歩夢、すっご〜い!」
ティファは関心したようにいった。
「へへーんっ」
「俺も負けてらんねぇぜ!うおぉおおお!!!」

ドドドドドドドドドド!!!

銃声が響く。銃弾はエアバスターにめり込んでゆく。
「私の攻撃よ!」

ドンッ!バン!

「ティファもすっげ〜!」
「私、一応格闘家なのよ?」
ふふっと笑みを浮かべるティファ。
「これでとどめだ。リミットブレイク!!ブレイバー!!!!!」

ギイイィイイィイン!!

金属と金属がぶつかり合い、音が鳴った。
すると、エアバスターは機能を停止した。

「倒した・・・・・か・・・・・」

クラウドがそう呟いた瞬間。

ドカァアアアアン!!!

エアバスターは自爆した。
足場が崩れて、クラウドは宙吊り状態になった。
「クラウド!!!!」
歩夢が手を差し伸べる、そして掴むが歩夢も落ちそうになる。
「わぁあああ!」


「もうすぐ爆発する!行くぞ、ティファ!」
「バレット!何とかならないの?」
「どうしようもねえな」
「クラウド!歩夢!なんとかして生きて!死んじゃダメ!話したいことがたくさんあるの!」
「わかってる、ティファ」
「あたしも、大丈夫。ありがとう」
「おい、なんとかなりそうか」
「・・・・・・・ 自分の心配でもしてろ! 俺はいいからティファを!」
「・・・・・・・そうか。いろいろ悪かったな」
「これで終わりみたいな言いかたはやめてくれ!」
「じゃ、あとでな」
クラウドと歩夢は、手を離した。

二人は落ちてゆく。

バレットはそう言うとティファと一緒に逃げようとした。
しかしティファは必死で叫ぶ。

クラウド!歩夢!

声がだんだん遠くなっていく。

爆発が始まった。
バレットとティファは脱出する。


信じてティファ、大丈夫───きっと。

あたしも、クラウドも。

そう簡単に死んでたまるか

絶対に────。



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